市場とは、売り手と買い手が取引をする場所のことです。誰でも知っている大きな市場から、少人数しか利用しない小さな市場もあります。
大きな市場には、魚市場や青物市場、青果市場などがあります。また外為市場や証券取引所、商品取引所も市場です。
最近では、ネットオークションなども市場ですね。
ここで重要なのは、売りたい時に売れる場所があることと、買いたい時に買える場所があることです。
例えばあなたが農家で、野菜を栽培しているとします。農家が安心して作物を育てられるのは、ちゃんと市場があるからです。
野菜を市場に出せば、需要と供給の関係により価格が付きます。農作物は、人間の食欲に直結しているため、必ずある程度の需要があります。
残念なことに、豊作でも採算が取れない場合は、廃棄することもあるようですが・・・
農家は市場に出す方法を知っていれば、自分で売り先を探す手間が省けます。農家が自分で売り先を探していたら、安心して作れないことでしょう。
市場がどこにあり、どうやって参加して、利益を得る方法を知っていることは、とても重要なことです。
・どこで売れるか知っている
・何がいくらで売れるか知っている
・どこでいくらで手に入るか知っている
いくらで売れるか知っていれば、自分で作る必要もありません。「安く買って、高く売る」ことが商売の基本です。
ある市場で1本50円で仕入れた苗を、おしゃれな鉢に植え替え、少し大きくなるまで育成するだけで、380円に上がることもあります。その差が利益になるのです。
要は自分が得意なパターンを見つけ出し、上手く市場を利用することです。これは他の分野でも、要領は同じです。